2009 Summer Vacation in Adirondack



 8/15(Sat) Algonquin peak (1559m)

 眠い目をこすりながら、I-80を東進する。しかし睡魔に負けて仮眠をとってしまう。(これが後々響いてくるのだが、、、。)Albanyからはやはり高速を北上する。下道を通れば近道なのだが、高速を通るほうがストレスレスであろう。Yは朝の勉強は車の中で行う。
 一般道に入り、山間部をドライブしていくと、Lake Placidに入る手前で、目指すMt Marcyが見えてくる。

 さて、今回の旅の予定であるが、当初はカヤックで遊んでからMt. Marcy周辺を考慮していたのであるが、前半の天気は良好であるもの、後半に崩れてくるということで、初めに山に登ることにしたのだ。装備もそれに合わせてパッキング済みだ。
 Adirondack Lojまで車を進めて、駐車場に車を入れようとすると、2台前の車で一杯となってしまった(涙)。実はインテリアの情報がやや乏しかったので、脇に駐車させてもらってまずは情報収集する。

1、キャンプの許可はいらない。お金もいらない。First come, first serveのルールである。
2、キャンプ場は決められた場所以外では出来ない。ここに特有の屋根だけついた小屋があるが、倍率は高い。
3、熊対策であるが、食料を入れる容器の持参が義務付けられている。ここでレンタルすることが出来る。これをテントから150feet離れた場所におく必要がある。特にザックをつるしたりする必要は無い。
4、水は汚染の可能性が高いので、Filter pumpを持参するか、飲み水用にはきれいな水を持参する必要がある。
5、詳しい地図も、ここで購入することが出来る。

 改めて食料などのパッキングを終えた後、この駐車場は一杯なので、1 mileくらい下った所の駐車場に駐車して、自転車で駆け上がる。実はお金もかからないので、こちらの方が経済的かもしれない。

 しっかりと名簿に、名前と2泊3日の予定を書き込んで、いざ出発する。思い起こせば、Auto campの宿泊数は数え切れないが、テントを背負ってのキャンプは、アルゴンキン以来である。
 子供には自分の水だけを持たせて、私が全装備+水を持って登っていく。
 だらだらとした緩やかな登りをパスすれば、ここからはやや傾斜が増してくる。なかなかだらだらとした登りで、区切りがつけにくいのだが、1時間歩いて10分休憩のペースで登ってもらう。
 2回目の休憩は滝のある場所にて。
 水できゃっきゃ遊んでいる。ここから更に傾斜が増してくるが、逆に元気になってくる。
 Wright peakとの分岐を超えると、登山道には多くの石が横たわるようになる。
 これらの石をぴょんぴょんと飛び越えていくYは、それまで抜かれていた登山者をごぼう抜きしていく。私も責任上ついていかなければいけないので、荒い息を立てながら背中の荷物をしょって小走りに登っていく。
 最後はレース状態となってしまい、走りながら頂上に到着する。このエリアでは2番目に標高の高いAlgonquin peakだ。 出発から3時間25分で到着した。
 展望は抜群で、周囲の山を全て見渡すことが出来る。
 30分以上頂上でのんびりと過ごした後、眼下に望む湖目指して山を下っていく。
 Boundary peakまでは展望の開ける道を下っていく。
 日本の夏山縦走を髣髴させるような、きれいな道だ。
 コルからは、左手の急傾斜帯を下っていく。かなりMuddyな部分もあるので、かなり体力を消耗させられる。

 道が悪いなどの理由で、2時間半くらいかって今日のキャンプ場のLake Coldenに到着する。やはり土曜日ということで、Lean-toは一杯であった。キャンプ場は湖の南端にあり、サイト数はかなり限られている。登山者が多い割には、日帰り登山者が多いので、何とかサイトを確保することが出来た。今日から2日間、ここがベースキャンプとなるのだ。

 テントの周囲は木が生い茂っているのと、あまり食料の匂いをつけたくなかったので、ご飯は橋の上(ダムとなっている)でとることとする。今日の夕食は、キャンプの定番カレーだ。心配された蚊は、大したことはなかった。
 ここはAvalanche MountainとMount Codenの間の峠がきれいに見える、いい展望の地だ。変わりいく山の姿を楽しむ。(ここでもbench markを発見する。)
 雲が湖面にも乱舞して、美しい風景を見ることが出来る。
 電気を使用することに慣れてしまった現代の生活から逃避する、貴重な経験である。トランプで遊びながら夜を過ごすのであった。


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