2007 Winter Vacation Report in Southcoast



  4日目 12/26(Wed) Gulf Shores→Cleveland

 今日は冷え込みのために、海上からもやがたっているようだ。ゆっくりと海岸沿いを貝拾いするのもいいだろう。

 周辺には、AL側・FL側に2つのState Parkがあるのだが、どちらもラグーンに面していて雰囲気は良さそうであった。この時期は50F以下にまで気温が下がるようだが、キャンプも一つの選択肢であるだろう。

 我々は更に東を目指し、いよいよFloridaまで入ることになる。まずはGulf Island NSへ。ここの砂も相当の上質である。

 道も無い砂洲が東に伸びており、バックパッキングキャンプも可能であるようだ。Yは金貨(?)を見つけて大喜び。

 次に海軍博物館を見学する。ここは基地内にあるのだが、免許証を見せるだけで入場することが出来る。内部は、第一次世界大戦から現在に至る、多くの海軍機を展示している。F14 Tomcat, F4 Phantom。
 A6 Intruderなどなど。
 Japanese Zeroなども展示されている。"That's the spot to hit !"だって、戦時債募集のポスターだが、えらい国を相手に戦争をしてしまったものだ。

 さて、いろいろな航空博物館を訪れてきたが、やはり一番はDaytonであるように思う。あそこが一番テーマに沿っているし、飛行機の発展の勉強が出来るように思う。
 博物館のすぐ脇には、Pensacola Lighthouseが立っている。残念ながら現在では、内部の見学は出来ないようだ。  
 Pensacolaの市内を通り、Santa Rosaを目指す。
 ここでYの念願のWaffle Houseに入る、、、でも家で作るWaffleの方がおいしいよな。
 中間の砂洲上にはVisitor Centerがあるのだが、展示は今ひとつといった感じだ。スタンプをゲットした後は、更に先端を目指す。Rosa Islandからは巨大なホテル群を東に見送り(超高級リゾートホテルもある)、西を目指す。この辺りも台風で全滅であったようで、周辺は建築ラッシュであった。
 ようやくNSの入り口に到着する。ここの砂も絶品であった。さて道路の方であるが、NS敷地内に入ってすぐに閉鎖されており、来年から復旧作業が始まるそうだ。Fort Pickensまで行くには、7 mileを歩くなり自転車で往復するしかないのだが、実はこのままの状況のほうが、いっそう自然を感じ取れるのかもしれない。
 砂はDe Soto、Salasotaに並ぶ極上のパウダーである。Yも今回の旅行の中で、一番の収穫であったようだ。
 言われるまで、ずっと穴を掘って遊んでいた。
 さあ、いよいよClevelandを目指して帰らなければいけない時間がやってきた。青空の下、初めて北に車を進める。帰路の途中では、Montogomeryに立ち寄ってみることにする。アラバマ州議事堂、マーチン・ルーサー・キング師が赴任した協会、そして、南部同盟大統領官邸。
 Civil Right Memorial、今でこそ黒人の地位は向上しているが、1968年にはまだ暗殺なども横行していた時代だったのだ。この辺りのアメリカの歴史にスポットライトが当たるには、もう少し時間が必要なのかもしれない。

 余談:落書きをするような輩がいるのであろうか、厳重な警備をしているのが印象的であった。
 南部同盟大統領Davisの宣言も、記念となっている。最後にAlabama州議事堂を見学して、観光は終了とする。

 今回の旅行では、あまり自然と接する機会は少なかったが、今まで見えてこなかったアメリカの黒人問題が見えてきたような気がする。黒人をテーマにしたNP関連施設が少ない中で、MemphisのNational Civil Rights Museumは、必ず訪れなければならないように感じた。
 まだ復興半ばといった地域だが、また陽気なNO市民の笑い声が聞きたいものだ。


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