Running (2006.4)


月日
曜日
距離
内容
タイム
コメント
4/1
6.0
 
 
新年度 実質的には月曜日からであるが、二年間の初期研修が終わり、後期研修がいよいよ始まる。私が日本を離れる2002年頃も医療の変革の風は感じていたが、この二年間で更に大きく変わったように思う。世界に冠たる医療水準、安価に受診できる医療、世界トップレベルの平均寿命・周産期医療・小児医療、、、いろいろと最近の日本の情報を集めているのだが、今まさにがらがらと音を立てて崩れ去っていっているように思う。この変革に対して、政府の青写真がはっきりしており、また今後の医療の変革の見通しに対して、日本国民全員が全て納得しているのならば、それに従うまでだ。

 郵便屋さんを待てども、結果は来ず、来週になりそうだ。気を取り直して200/200問。内科はまあまあ出来るが、マイナーがやや弱し。出来ればMemorial Dayの前に受験したいものだ。一日家で勉強する。
4/2
6.0
 
 
ガス代決算 12/14の日記にも書いたが、今年のこたつプロジェクトの総決算が出た。努力の甲斐あって、昨年度との単純比較で$253の節約、今年のガス代はかなり上昇したのだが、今年も昨年と同じ量のガスを使用したと仮定すると$582の節約になったことになる。つまりは、コタツ代が軽く清算されたことになる。身近な省エネであるが、地球のためにも、懐のためにも非常にいいことをしたように思う。(電気代は殆ど上昇なし。)

 50/250問、Q book終了。850/9日間といったペース、これだと3,000/monthという恐ろしいペースなので、ちょっとやり過ぎかも。少しマイナーをおさえた後、とっととQ bankへ行って受験してしまおう。昼から買い物とNCでラン。暖かい日差しが続き、森に活気が出てきた。天気もいいので、庭でBBQ。
4/3
 
 
 
モチベーション 私なりにこの医療の崩壊が何故急激に起きているのかが、今ひとつ把握出来なかったのであるが、今日とあるWeb siteをのぞいてみて、これはやはり医師個人個人のモチベーションの崩壊にあるのだと認識させられた。
 日本の医療は世界でもトップレベルであるのは、前回も述べた通りだが、それを運用しているシステムは昭和から引きずった旧式のシステムである。それを補っていたのが、医師個人個人のモチベーション=やる気・そしてチームワーク(注:ネットワークではない)であったと思う。病気で苦しむ患者さんを救おうという漠然とした、しかし極めて単純な理由で医師を志した者が多いと思うのだが、一人の人を救うために、大きな自己犠牲を強いられながらも、医師としての使命感を全うしてきた医師が非常に多いと思う。しかしそれにも関わらず、このシステムのギャップは一向に埋まる気配は無く、逆に広がるばかりで、ついにはそのモチベーションの根底にあった医師・患者の信頼関係をも揺らぐようになってきているのだ。そして一人抜け二人抜け、それは雪崩現象の如く医療社会全体が崩壊していっているのだと思う。
 私はこの医療問題が今の日本が抱える一番の大きな社会問題であると思うのだが、この問題を論ずる時に非常に重要なことは、この医療の崩壊の現実を一般の方が誰も認識していないということだ。そのことに皆が気がつくのには、あと2〜3年はかかるのであろうか、しかしそこから元の水準に戻そうとするためには、その何倍もの時間が費やされることであろう。一刻も早い対応が必要であると思っているのは、我々だけなのであろうか。

 今までいろいろな受験を経験してきたが、正直言ってもう一回受験するのだけは勘弁してくれという気持ちで一杯であった。努力の甲斐あって、本日晴れて次のStepに向けて前を向いて進んでいくことが決まった。支えてくれた家族、友人、職場の仲間に感謝したい。
 投稿した論文がrejectで返ってきたので、そそくさと他の雑誌に再投稿、こんなことに手馴れてはいけないのだが、、、。今日からBP-Gyne 50/300問。
4/4
 
 
 
 ECGx5など。昨日のテストがイマイチだったので、じっくりと、最後は流しでBPを読み漁る。

4/5

7.0
Jog
63.4

 実験お手伝いx2など。Yをピックしてから軽く町内2周。Gyne 50/350問、難しい、、、。本日、CSAの日取りを予約する。4ヶ月先までびっしり埋まっていてびっくり。(Atlantaは空いているが、我々Japaneseには鬼門だ。)

4/6
5.0
Jog
 

ブログ 最近、医療情報を集めているせいか、いろいろとネットを調べていると、数はまだまだ少ないが、医師のサイトを時々目にするようになった。もちろん、ただの日記形式のものもあれば、最近の医療情勢を憂うものもあり、人それぞれではあるが、これら意見を統合する何らかの集団・学会などがあればいいのだがと、いつも思ってしまう。もちろん『日本医師会』という、開業医(特に○科)の代弁者団体もあるにはあるのだが、勤務医の会で作る(出来れば医師全体がいいのにこしたことは無いが)大きな組織があればいいとは思う。代弁者がいないだけに、現在の医療に対する政治を変える行動が少ない代わりに、細々とブログで意見を伝えたり、『退職』という形で行動で示すようになっていくのは、残念な気がしてならない。本来ならば、こういった小さな声を代弁してくれるのが、メディアだったりするのだが、全くあてにもならないし、、、。
 もし今年日本に一時帰国数することがあるならば、自分の目で都市部・地方を含めて、日本の医療の実情を見学して来ようと思う。

 殿の決定で、6/1のNIH-R01へ出すことになった。今年からElectric Submissionに変わったこともあり、実質は1週間以上前にOSRに提出することになるので、やや厳しいか? とりあえずSpecific Aimsを書き上げる。
 朝から羊のCTで早起き(患者さんの来る前に、片つけなければ、もしも羊が○×なんかぶっぱなそうものなら、大変だ)。Fiber Projectの備品も出来上がって、何とか動物愛護団体にはとがめられない形にはなりそうだ。朝は30Fだったが、60Fまで上昇したというので、帰りにYとNCでサイクリングラン。
 Gyne49問、これはいい問題集であった。BP-Surgeryはやはり簡単、62/461問。答え合わせの時間も殆どいらなくなってきたので、週末から最後の仕上げに入ろうかな

4/7
 
 
 
魔女狩り 昨年のBoston Marathonへ参加した際、Salemに立ち寄ったことがある。入り組んだ入り江が綺麗な、以前はアメリカで最大規模の貿易が行われていた港である。この町には、そういった貿易の歴史と共に、アメリカ民主主義国家としての汚点の一つである『魔女狩り』が行われたことで有名である。もともとはヨーロッパの反ユダヤとしての思想から出できたとも言われるが、『大衆の怒りのはけ口』としての成り立ちという意見には、何やら共感するものがある。中国文化大革命も、そういったものを背景を持つとも言われている。
  日本を離れて3年以上になるが、外から見ると日本という国は、『怒り・不満』が満ち溢れた国であるように思う。もちろん田舎に行けばいい所もたくさんあるのだが、都会生活を続ける限り、そういった不満・怒りに満ち溢れている。そしてそれを代弁するのが、現在のマスコミである。
 人は機械では無いので、必ずミスをする。しかし、このミスをした事に対するアメリカと日本の一番の違いは、いかにミスをした責任をどうとるかではなく、いかにミスをどうして防いでいくかを論議し解決していくことにあると思う。産婦人科医の問題では、馬鹿なメディア(朝日)は実名報道までするくせに、これをどう包括的に処理していくかについては、全く論議されていないのである。『人の揚げ足取り社会』、『間違い探し社会』、いろいろな命名法があると思うが、この『魔女狩り』という言葉が今の日本には一番適切であるように思う。

 ECGx1、グラントの用意。BP-Pediatrics126/587問、簡単。後はKAPLANの1,500問+1,000問でOKのように思う。一日50-100問とすれば、やはり5月中旬から下旬か? そう思っていたら、本日、Step 2の赤紙が届く。早いものだ。Memorial Dayは遠出は出来ないにしてもゆっくりしたいので、その前に受験しようと思う。
4/8
10.0
Jog
 

オハイオの大地 失礼ながら、日本にいる時はオハイオとアイオアの区別がつかなかったし、オハイオがアメリカのどこにあるのかも知らなかった。しかし、アメリカ43州を制覇した今、自分の住んでいる『オハイオ』は、今後も私の人生にとっても多くを示唆してくれる偉大な大地であったと思う。これがニューヨークやボストンであったならば、また違った人生が開けていたことであろう。今日はゆっくりとオハイオの大地をドライブしてみて、『人生に悔い無し!』、本当にありがとうと言いたい。

 ワイフはCSA特攻隊としてPhillyに行ってしまっているので(話はそれるが、短期間=7ヶ月の勉強だけでStep 1に合格できたのは、特攻隊の収穫に寄与するところが多い。この場を借りて、感謝!)、日本から一応『観光』に来られたおば様を連れて、3人で接待御旅行に出撃することとする。私もStep 1の合格通知をもらってから一滴もお酒を飲んでいないので、今日は勉強は休息して、ゆっくり充電して過ごすこととする。そして、観光という名のもとにいろいろとマニアックなオハイオの『調査』を行う。今すぐにというわけではないのだが、近い将来このオハイオの広大な豊かな大地を見れなくなると思うと(恐らくOH以外でClinical Fellowをすることになりそう)、何だかおセンチになってきた。短い人生の中で、4年もの間楽しく過ごすことの出来たオハイオの大地に本当に感謝したい。
 チェックインの後、湖の周囲をラン、攻めてみるとやや体は重めだが反応は良さそう。体重の絶対値としてはあまり変化は無いが、少し絞れてきた感じはする。その後、お嬢のお付き合いでプール攻め、疲れた、、、。

4/9
 
 
 

 小旅行から帰宅、今日からQ bank 50/637問。ポイントは、問題文の長いPsy。問題自体よりも速読力が必要となる。

4/10
 
 
 
 150/787問、問題の文章が長すぎる! KAPLANは本番よりも長いらしいのだが、こんな調子で出題されたら時間的に全て読むことは不可能であるように思う。夕食後ワイフを迎えに空港へ。いろいろと面白かったそうだ。CSAも前倒しで受験する可能性大。
4/11
 
 
 

厚生省中間報告 3月27日にも書いた医師の勤務時間調査に関する資料が、以下のページに発表されていた。世界的統計なので、それぞれの国の保険医療制度などの背景も考慮に入れた上で、各自でこのデータを判断して欲しいと思う。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/03/s0327-2.html
 我々医師サイドからのブログなど、少しずつ増えてきているようだが、この複雑な医療問題を偏った見方ではなく、いろいろな方面から議論される社会がきてほしいものだ。

 今日はこれだけでコメントを終わろうと思ったけど、PBSで面白い番組をやっていたので、紹介したい。中国の民主化・情報操作に関してのものだが、これはアメリカだから作れる番組だな、と納得してしまった。これを日本で放送しようものなら、、、いやはやそこまで根性のあるメディアはいませんよ。
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/tankman/
 China A, China B, 二面性を持つというこの表現は、誠に的を得ているような気がする。

 
 ECGx6、250/1,037問。随分問題を読むコツが分かってきた。前に戻らない、反射神経、少し正解率が落ちても気にしないこと、これが鉄則のようだ。まだトピックの問題に対しては正解率が低いのだが、先が見えてきた気がする。今週末には日程も決めてしまおうか。この1ヶ月半(?)、とにかく問題を解いていこう。これでStep 1で8,435問、現在Step 2で2,987問。6,000問できるかな。

4/12
 
 
 
 200/1,237問。ちょっととばし過ぎ。
4/13
7.0
Jog
 
 実験のお手伝い、明日の自分の実験の用意。仕事帰りに、Yとサイクリングラン、買い物。今日は100/1,337問。Q bankを始めた当初は時間配分がわかりにくかったのだが、5日目ともなると問題のパターン・ペース配分がわかってきたので、安定してある程度の点を取れるようになってきた。
4/14
 
 
 

 実験、最近はまっているcoronary flowの測定で、今日は面白い知見が得られた。nをふやして行こう。全て片つけて帰宅してから庭で食事、暖かくなったものだ(やはり地球温暖化?)。50/1,387問、集中力不足のままやったら結果が超イマイチであった。まだまだ修行が足りませんわ。

4/15
 
 
 
 250/1,637問、この1週間で1,050問、今週はよくがんばりました。感覚として、これ以上やってもあまり点数は伸びないような気がしてきた。いい体調と問題文を読む『切れ』さえあればいいので、前倒し受験検討、、、。
 えらい暖かい天気で、何も無ければ確実にキャンプに行っていたことであろう。
4/16
10.0
Jog
 
 150/1,787問。50問中、不適切な問題が5問(答えが一つではないもの)、知識のなかった問題が5-10問、その他は英語が問題でわからなかった問題。医師になって何年も経つので、今更正解率を上げてどうのこうのという話にはなりにくいので、最後の英語のmistakeを極力減らすことが今の一番の課題だ。問題の長さのチェックのため、ECFMGのCDをやってみよう。
4/17
 
 
 
県警本部長賞 福島県警が、産婦人科医逮捕の一件にて富岡署を表彰したというニュース、、、。私の理解を超えた事態に発展しているようで、何とも複雑な気持ちだ。
 帰国も少しは考えていた私が、アメリカでの臨床研修への道を選んだ一番の大きな理由は、日本でも思っていたことではあるが、心臓外科医としてより多くのNにさらされなければもうこれ以上の上達はあり得ないということを痛感していたからである。しかし最近のもう一つの大きな理由の一つが、日本の医療制度自体の不安定さである。与えられ選択した場所・分野それぞれで、自分の力を思う存分発揮したいと思うのだが、今の日本ではそういった環境を得られる場所は非常に限られているように思う。医師を志し卒業してくる医学部学生達に、我々の仕事(環境)を誇れるであろうか? 今から医学生になろうとする高校生諸君に、医学部受験・進学を本当に推薦できるであろうか? 本当に、日本の医療は一体どこへ行くのであろうか?

 ポンプ無きFitting Study(詳細confidential)。ECGx5、AHAに結果を出そうか。150/1,937問。夕食後天気もいいので、公園でみんなで凧揚げ、Yも上手に揚げれるようになってきた。
4/18
 
 
 
脚本家 Grant書きは、一つの物語を書くようなものであると思う。初めの一ページ目で要点を簡潔に述べ、厳選した言葉を用いてreviewerの心を引き込む。そこからこのStudyの素晴らしさを、いかに自分達に調子のいいようなreferenceを用いて正当化していき、そしてProtocolへと続いていく、決して観客の心を手放さないように、、、、とここまで書けば格好よさそうだが、筋道に少し無理がある場合はそうも行かない。現在書いているのが、ちょうどそんな厄介者を何とか世に送り出そうとしているようなそんなネタの一つである。
 いかに1+1=2でないことを証明するのか、、、また愚痴になってしまいました。そろそろ脚本書きにも飽きてきたので、手を動かす仕事に戻らなければいけない。

 207/2,144問。ECFMGからのCDをやってみるが、問題文は十分に処理できる長さだった。実験が立て込んできて予定が立てにくいのだが、私の場合高い点数で合格する必要も特に無いので、お受験の日程を早く決めなければ、、、。
4/19
4.0
Jog
 
雑感 お気に入りのブログから情報をいただきました。こういった問題は、別に小児科に限ったことではないのだが、久々にいい問題提起をしているメディアを見たような気がする。是非のぞいて見て下さい。さて、これを一般の人が読んで、どう感じるのであろうか?
http://www.sankei.co.jp/life/sonota/060417_001.htm
http://www.sankei.co.jp/life/sonota/060418_001.htm 
http://www.sankei.co.jp/life/sonota/060419_001.htm
(この患児の笑顔を見ると、しんどくても小児科医療に携わる気持ちがわかるのではないかと思います。)

 実験の用意、142/2,286問。合格レベルには達しているようだが、楽勝では無いことが確認できた。
4/20
 
 
 
 実験、自分のデータはしっかりとることが出来たが、Straneousな手術手技なので疲労蓄積。今日は痛恨の撃沈。
4/21
 
 
 
 実験のお手伝い、データ解析など。100問でKを終了、もう少しの底上げが欲しいので、UWを始めることとする。46/2,432問。Kと回答率はあまり変わらないが、偏差値はすこぶる上昇。
4/22
 
 
 
 UW230/2,662問。回数を重ねる毎に、難度が増してきた。まあ勉強にはなるのだが、これ以上やってもあまり点数には変わりは無いような気がしてきた。雨もあがりいい天気になってきたので、Maple Syrup Festivalに出撃する。
4/23
 
 
 
 いや〜、UWは難しい(汗)。こんなに勉強するんだったら、低い点数でもいいから早く受けて楽になろうかと思案中、、、。138/2,800問、今月はやり過ぎ!試験1時間+答え合わせ1時間/50問としても112/552時間(一日5時間弱)、一日の20%が勉強か、、、。
 ワイフはPhillyの本番テストに特攻隊として出撃。こうして2人していばらの道(まあ、それが楽しくもあるのだが)を歩みながら、将来はどんな医療を提供することが出来るのであろうかと、ふと日本に思いをはせた時、そして子供の寝顔を見た時、何ともいえない気持ちになる。
4/24
 
 
 
少年犯罪? 毎度のことながら、何年かすれば出所してくるのだろうな、と不愉快な気持ちにさせられた事件であった。一刻も早い法整備も必要なのだが、教育をなおざりにしてきたつけがまわってきたともいえるであろう。
 そして今回の事件の特異な点は、その被害者・加害者ともにブログを開設しており、事件発覚が週末前だったこともあるのだが、週末の間ずっとそのブログが閲覧可能であったということである。犯行をほのめかすであろう何者かによる投稿もあった。それらに触れると、これらが単なる少年犯罪だったということだけでは済まされない、何か大きな教育の崩壊の氷山の一角をたまたま垣間見た、そんな風に感じたのは私だけではないのではないだろうか。

 忙しい月曜日、論文revisionの用意やmeetingの嵐。ちょっとオーバーフロー気味。
 UWは難しいながらも、点数は落ち着いてきた。問題としては回りくどすぎるためにあまりいい問題とは思えない。何だかただ単に速読力・英文読みの勉強をしているような雰囲気になってきた。英語がすらすらと出来たら、高い点数がとれるだろうに。92/2,892問。
4/25
 
 
 
$3.00時代の到来 今日は18時台のテレビを見る機会があったが、殆どのニュースでガソリン高のニュースをやっていた。以前から言われていたことではあるが、いよいよここOhioでも$3.00を超える日が来そうだ。地球の限られた資源、それとは反対に拡大する消費量、早く代替燃料への移行を急がねばいけないのだが、ニュースでは『税金が高い』うんぬんの発言をする人が多く、いかにもアメリカらしい発言だなと思って聞いていた。恐らく1,2年以内には、$4いや$5時代に突入するのかもしれない。
【おまけ】http://www.clevelandgasprices.com/Price_By_County.aspx?state=OH アメリカ48州のそれぞれの特徴を理解している人であれば、非常に興味深い地図であると思う。WYのThermopolis周辺で見た石油くみ上げポンプが懐かしく思える。

 実験の手配やらGrantやら。Yを拾って帰宅、食事・凧揚げコース。Cも帰ってきてYは機嫌が良い。Cは合格宣言?ともとれる発言。お疲れ様でした。UW92/2,984問、ここに来て簡単になってきた、何故?
4/26
 
 
 

Presentation 医師系ブログの今日のニュースは、衆議院厚生労働委員会での奥田先生のスピーチであった。日本の産科の窮状を訴える、我々医師にとっては非常に身近に感じられる内容であり、私も産科の先生とは前勤務先で交流はあったので、先生の言われていたことは非常に共感出来る内容であったと思う。
 しかしこれを聞いて私の持った印象は、他の先生がコメントとして述べている内容とは少し違うものであった。(もちろん私も一児の父として、涙無しでは聞けない、そんな内容である。)全く奥田先生には悪気は無いのだが、多くの情報を羅列し、早口で、メモを読みながら、言葉の強弱無く、傍聴者の目を見ずに、身振り手振り無しでのスピーチは、一般の方にとっては少し論点が伝わりにくかったのではないかということだ。もちろん参考人としての立場
、限られた時間でもあり、自分の意見を述べるべき立場ではないのかもしれないが、勤務医師の現状を訴える非常にいい機会であっただけに、少し残念な気がしてならない。ただし、そこまで追い込まれている、レスキューを求めている叫びであるとも言えるのだが、、、。
 アメリカに来て勉強したことの一つが、Presentationの技術である。学生達がどうどうと議論しているのは日常であるし、全く中身の無い発表でも、妙に引き込まれてしまったりするのもよく経験する。アメリカ人は1のことを20に、オーストラリア人は2に、日本人は0.8にして発表する、とよく例えられるが、日本に欠けていることの一つがこのPresentationの能力であると思う。小泉首相に人気があることの一つが、言葉を選んで簡潔に述べていることであると私は思っているが、現在の医療の問題を、簡潔に社会に向かって問題を提起してくれる政治家は現れてくれないのであろうか。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=30370&media_type=wb&lang=j&spkid=13548&time=01:06:46.6

 おばさん送別BBQ、本当にありがとうございました。お酒を久しぶりに飲んだにも関わらず46/3,030問してみたが、そうは甘くは無い。

4/27
 
 
 

医師を志した理由 昨今の医療問題に触れていると、どうしてこんな職業を選んでしまったのかと、今さら後悔では無いのだが自嘲してしまう自分がここにいる。お金目当て、名声のため、それも一部にはあろう。しかし多くの医師は、使命感・義務感・人を救うことへの喜び、社会への還元、そういったことを目的の一つとして医師を志してきたものだと私は感じている。
 現実の医療の場では、(1)労働基準法を度外視した勤務医の激務、(2)診療報酬に関する開業医への締め付け、(3)極端な医療訴訟の増加・警察の介入、(4)仕事に見合うだけの給料を許さない社会の体質、(5)メディアの医師バッシング、(6)将来への道が見えてこない医療政策、これらの問題が全く解決されないままで放置(というより悪化)されている。日本の医療の発展のためにという命題を持ってアメリカに渡った私の留学ではあるが、今の日本には自分の力を発揮する場所が全く無く、評価されることも無く、そして日本の医療には全く夢が無いということであれば、今さら家族を犠牲にしてまで効率の悪い日本の医療のために死んでいこうとは思わなくなってきた。
 こういったことを思うのは私が老いてきた証拠かもしれないが、是非日本の若い医学生・研修医の汚れない新鮮な意見を聞いて、リフレッシュして
みたいものだ。

 お世話になったおばさんだったが、本日帰国されることになった。本当にどうもありがとうございました。また次にどこかで(??)お会い出来るのを楽しみにしております。飛行場からクリニックに行って実験を手伝った後、クラウンが取れたので歯医者さんへ。頭痛がして調子が悪い。UW92/3,122問、問題の難易度にむらがあるように思う。

4/28
 
 
 
 Meeting、実験の準備・手配など。UW138/3,260問。平均で215まで上がってきたが、眠くなってきて集中力が落ちてくると、とたんに成績が落ちてくる。合格レベルには達したものと思うが、後は体調をしっかり整えるようにしていこう。土日に試験日程申し込みへ。
 Phillyでは学会が開かれており、近場なので参加してみたかった気持ちもあったのだが、今はしっかりと自分のなすべきをしていこうと思う。
4/29
(5.0)
Bike
 
 昨日の復習、掃除、買出し。昼食の後、Yと自転車で遊ぶ。地道を補助輪付きで爆走してくれた。92/3,352問。
4/30
5.0
Jog
 
 昼からMetroparkで初漕ぎ。春だ。184/3,536問。
 
 
65.0
 
 
 3,536問、65km、当然のことながらやや論文・グラントワークはやや停滞気味。これで5,486問、目標の6,000問は軽く突破しそうだ。


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