Running (2005.12)


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12/1
           

雑感 また女児を狙った殺人事件が発生し、多くの日本人が胸を痛めていることであろう。我々が政府に求めているもは、経済問題でも医療問題でも無く、『安心』だといういうアンケート結果があった。私自身アメリカにいるせいか、アメリカに比べれば日本は『非常に安全』な国であると思うが、しかし、刑法などに関しては非常に甘い国であると思う。1、学校 登下校の管理を行うことが考えられるが、バスなどのサービスが日本では難しいであろう(地方では可能)。2、家族の意識改革 まず、子供を一人で家や車に放置すれば、親には刑罰が下るというレベルにならなければ、討論にならないであろう。そういった刑法を整備していくのがまず一番か。3、子供 防犯ベルを持たす、GPSなどいろいろな手はあろう。ただ犯罪者も悪知恵が働くので、限界はあろう。4、犯罪者 殺人を起こすものは基本的に病気である。少ないながらも、世間の何パーセントかは必ずこの病気にかかるので、ゼロにすることは不可能であろう。しかし、前科などで少しでもその病気の可能性があるならば、安全な社会のためには彼らに何かしらの制約を加えるのが、一番抑止効果があるであろう。終身刑はもちろん死刑、そして犯罪者リスト・写真の公開は、ペナルティとして適当であると思う。
 こういった事件にしては珍しく、首相が犯罪抑止に関してコメントを残した。法制度の改革含めて、迅速な対応を熱望したい。

 実験、103(IV)/103問。

12/2
         空母ジョージ・ワシントン 時代もかなり変わったな、と痛感している。ひところであれば、原子力空母が寄港するだけでえらい騒ぎになっていたが、その頃のことを思えば、随分世界情勢も変わったものだ。この受け入れに対する地域別世論調査を、是非見てみたいものだと思う。さて、特にこの配備自体には異論は無いのだが、首都圏に原子力発電所を建設するようなものでもあるので、国・自治体での受け入れ・危機管理マニュアル作成など、やるべきことはたくさんあるのだろうと思う(以前からわかっていたことでもあり、既に準備はされているであろうと思うが)。
 ところで、配備空母の名前が『ワシントン』であったのには訳がありそうな気がしてならない。古いタイプのニミッツ・アイゼンハウアー・カールビンソンは除外するとして、決して(日本に原爆投下を指令した)トルーマンではなかったのは興味深いことだ。

 Cadaver Study、Nも3になったので強引にAbstractが出来そうだ。答え合わせ。外は凄い雪だ。
12/3
      公的資金の導入 何だか腑に落ちないと思っているのは、私だけであろうか? 同じ建築だとしても、その地盤によっても建物崩壊の閾値は異なってくる。阪神大震災の時に、海岸部のマンションが次々と倒れたのに対して、山沿いのぼろぼろの木造住宅が大丈夫だったのを思えば、何やら不公平な気がしてならない。まあ、今は日本で税金払っているわけではないので、とやかく言うことではないのだが、ただ、倒産したといってもその刑事責任をしっかりととってもらうようにして欲しい(日本の法律上、無理なのであろうが)。

 答え合わせ、153(IV)/256問。お昼から雪かき、この季節のClevelandの雪は、湿雪なので疲れる。夜に買出し、何を作ってやろうか。
12/4
       この1週間に備えて、料理の造り置き。安い塊牛肉だが、赤ワインでうまい具合に柔らかなシチューに仕上がった。また料理のレパートリーが広がったよ。答え合わせ、50(IV)/306問の後、飛行場までピックに行く。元気そうで何より。
12/5
       水曜日のプレゼンの用意など。問題の途中で眠くなって撃沈。
12/6
       denervationの論文がいいコメントで帰ってきたので、reviseを始める。必ず1週間で出そう。50(IV)/356問。
12/7
       今日はプレゼン、思っていたよりも人が多く15人くらいいたが、うまくしゃべることが出来た。反応も非常に良くて、patent取得に向けて動き出すことになったようだ。NIHの方もいい点が返ってきたらいのだが。Yが時差ぼけで、夜中に『あそぶ』と言い出して閉口する。風邪気味で頭も痛いので、寝てしまった。
12/8
      乗客射殺 今日のトップニュースは、Bipolar disorder患者が、Florida, Miamiの飛行機で射殺されたという事件でした。現在アメリカでは、飛行機内に保安員が乗務することになっているが、初めてのケースであるようだ。この事件についてはいろいろとこちらでも報道があり、私自身もつかみきれない部分が多かったので、アメリカ人にいろいろと聞いてみた。
(1)まず、人種差別は無いようだ。こらがWASPであろうが、Africanであろうが、あの状況からすれば同じ結果になったであろうと。ただしIslamの場合は、マークがきつくなるとのことだ。
(2)アメリカでは、銃を向けられ時点で、既に射殺前段階まで来ていることを認識しなければいけない。日本のように、まず威嚇射撃があって、それから、、、というのではなく、ここアメリカでは、銃を向けられた時点で、全く抵抗の無い姿勢を見せて床にはいつくばるなり両手を挙げなければ、射殺されるということを頭に入れておかねばならない。逆に抵抗の姿勢を少しでも見せた側に、否があるということだ。
 日本人の感覚では、少し慣れない習慣ではあるが、ここアメリカで生きていくためには、必ず理解していなければいけないことだと、改めて考えさせられてしまった。

 revisionに全力投球。家で54(IV)/410問。
12/9
      死刑→臓器移植 以前からささやかれていたことであるが、中国が初めて死刑執行数、そしてそれを肝臓移植・腎臓移植に利用していることを発表した。中国文化思想からすれば、『死んで人様のために役立つ』というのは、私には理解できることではあるが、しかし、あの巨大な集合体社会を維持するためには、一年間に3,400人もの犯罪者を死刑にしなければいけないというのは驚きだ。また臓器提供に関しては、死刑囚・家族の了承を得るということになっているが、実際に拒否権はあるのかも疑問の残る点だ。民主主義への緩やかな移行を目指しているかに見えるが、私の勉強が足りないのかあまりはっきりと見えてこない。いったいこの国はどこに行くのであろうか?
 ちなみに、中国は世界一の死刑執行国であるが、二位はシンガポール、三位はイラン、四位はベトナム、5位はアメリカだそうだ。

 実験導入手伝い、自分のデータとり、一気に解析整理、revisionの仕上げ。50(IV)/460問、あと少し!
12/10
       65(IV)/525問。IV860/1220問=70.5% /5,226問。あと1週間の購読だが、不得意分野および間違えた問題の復習。Kさんと冬休みの計画練り、Yと雪で遊んだ後、間違えた問題のやり直し、なかなか記憶箱に入らないものが多い。50/575問。
12/11
       125/700問。今日は買い物の後、またまたお嬢の希望によりそりへ。
12/12
      地球温暖化対策 モントリオールで地球温暖化に関する国際会議が開かれていたせいもあるのだが、最近、京都議定書に参加しなかったアメリカの中でも『Kyoto』の名を聞くことがしばしばある。連邦は加盟しなかったが、州や市単位で温暖化に対する試みは少しずつ始められているようだ。アメリカ北東部はあまり温暖化の影響を目の当たりにすることは無いが、シアトルやカリフォルニアなどでは、氷河の著しい後退・スキー場の開場が年々遅くなっているなどの影響が明らかなだけに、それらの地域から未来への懸念が噴出しているようだ。私も2年続けて氷河を見て歩いたが、その影響は明らかであるだけに、世界全体で取り組んでいかなければいけない問題であると思う。また、議定書には批准はしていない『発展途上国』である中国やインドなどの参加も不可欠であろう。今後の対策に期待していきたい。

 論文のrevisionを提出、IRB書類の提出。答え合わせで眠くなってしまった。
12/13
       来月締め切りのAHAのために、論文を読みまくる。denervationネタでいこうか。50/750問。
12/14
     

光熱費 アメリカで生活をする際に驚いたことの一つに、光熱費があげられる。電気=日本と同じくらい。水道=日本と同じか、やや安い印象である。ガス=実はこれが一番の曲者である。
 日本の様に暖かいたぷたぷのお風呂があるわけでも無いので、夏場のガス代は非常に安い。しかし、冬場になると状況は一変する。夏と比べてガスの値段は上昇するのだが、外は連日氷点下を示す中、家を暖かく保つのは、ガスによる床暖房なのだ。一番のピークは1月で、時には月の支払いが$300近くになることもあった。また、訪米時$5.234/MCFであったガスの値段が、戦争で$10/MCFに、そしてご存知Katrinaによるメキシコ湾岸からの天然ガス供給不足のため、$16.2155/MCF(何と3倍!)にまで上昇した。今までと同じペースでガスを使用したら、厳冬期には月$500近くを支払なければいけない計算になる。
 頭をかかえていた矢先に、同僚のエンジニアからいろいろとアドバイスを受けて始めたことのその1、屋根裏の改造。通気口を遮断するとともに(古い家なので隙間はある)、ダンボールなどで保温するようにする。その2、部屋の設定温度を下げる。寒ければ、一枚羽織るようにする。その3、端の部屋は使用しない。壁からの冷気は相当のものがあるので、家の中心にある部屋に生活の中心を移し、部屋の二方向が外と接している部屋は、開かずの間とする。その4、電気ストーブを使用する。(日本でおなじみの灯油ストーブは、火事の危険・一酸化炭素中毒の危険・熱傷の危険などの理由で、導入せず。)ガスに比べて、月々の使用量があまりかさばらないので、屋根裏にあったものを引っ張り出してきて使用することとした。その5、こたつ。狭い暖房空間は、非常に経済的である。やはり日本人たるもの、こたつ文化には懐かしいものがあるが、しかしここアメリカではなかなか手に入らないものと思っていた。しかしつい最近、通信販売で購入できることを発見、購入することとした。椅子文化の欧米人には、狭くて窮屈でわかりにくいものであろうが、心からも温まれるものであると思う。
 実際にこれらが反映して、11月分の請求ではかなりガス代を節約出来ている。こたつの元手を返せるのも、時間の問題でありそうだ。こういった身近なことからも、省エネに取り組んでいく姿勢が必要であることを実感させられてしまった。


 一昨日再提出した論文が、早速Acceptされた。新しく考え出した手術手技に関することなので、喜びもひとしおだ。実験の手伝い、RVAD患者のカルテ閲覧など。家に帰ったら、念願のコタツが到着していた。早速組み立てて、コタツで夕食、もちろん食後は日本茶。Y先生がいたら、かまくらの中でやっただろうな〜。50/800問。

12/15
       実験手伝い、RVADのデータ収集。50/850問。
12/16
       Cadaver Study、report書き、昨日のデータ整理、午後からNew Project、データ解析。全部片つけたら疲れてしまい、答え合わせで撃沈。来月学会の締め切りがあるが、いくつ出そうか。
12/17
       150/1000問。そりとスノーハイクの後、火鍋に出撃。
12/18
       74/1074問。冬休みの旅行の用意。そり。

 今日でKAPLANの購読は終了だ。この一ヶ月は150問の模擬テスト、復習、そして病理の丸秘講座を聞く予定。2月からは、再度KAPLAN一ヶ月コースで、速読練習をしよう。5775問、5ヶ月近く突っ走ってきたが、Yも毎日学校で疲れているようだし、年末は(講座を聞きながら)のんびりゆっくりしようと思う。
12/19
       実験お手伝いx3。昨日で燃え尽き症候群。ちょっとしばらく休憩。
12/20
      予算案 国債という名前を聞いたのは、小学校の時である。複雑な経済政策からすれば、それも有効であるとのことだが(事実、それをもくろんで投入されていた)、子供心に一体誰がその借金を返すのだろうかとの疑問を抱いていた。そして30年経った今、それをしなければいけないのは、我々の世代になってしまった。オイルショックの時などは別にして、大量の国債の発行は景気を良くすることはなく、効率化の遅れ・ひいては国際競争力の低下につながっていったように思える。
 まだまだ進めていかなければいけないものはあろうが、予算縮小化に対しては大きく評価したいと思う。我々のこども世代に、失望感を味合わせないような、夢のある日本にしていきたいものだ。(といっても、現在の我々にはどうしようもないのだが。)

 実験お手伝いx4。今日は疲れた。ちょっと勉強が一休みなので、Grantが一気に進む。随分形になってきた。書いている時はいつもそうなのだが、素晴らしい研究になりそうな気がする。
12/21
       ウシさんの調子が悪く、Cadaverの後、autopsy。Pumpはいいのだが、更なる改良が必要だ。帰って荷物の積み込み開始する。
12/22
       この日のために、遊ばずにがんばってきたと言っても過言では無いだろう。いよいよ冬休み! 安全運転にこころがけよう!
12/23
       
12/24
       
12/25
       
12/26
       
12/27
       
12/28
       
12/29
       
12/30
       
12/31
       
           1074/5775問。残り2ヶ月ぐらいとなってきたが、冬休みはゆっくり羽を伸ばして、家族サービス(自分が楽しみたい?)する予定。年明けからまたエンジン全開でいこうか。


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