Weekend 2014 December(2)



 12/20(Sat)-21(Sun) Washington DC

 いよいよ、娘がアメリカにやってくる日となった。ANAのフライト($1250)情報を確認しながら、こちらも夜中に出発する、、、なぜか後部座席には、お友達のOちゃんを乗せて。5時間のドライブでワシントンDCへ。そして待つことしばしで、娘との再会を果たすのであった(涙)。
 まずは飛行場の隣にある、Steven F. Udvar-Hazy Centerへ。ここには、主にSmithsonianには収まらない大きな機体を展示しているのだ。
 SR-71 Blackbird、マッハ3で飛行することの出来るこの飛行機、初飛行からもう50年も経っているなんて信じられない斬新な設計だ。
 桜花や紫電改なども展示されている。

 娘に見せたかった飛行機の一つ、B-29 Superfortress, Enola Gay、広島に原爆を落とした爆撃機だ。
 この他にも多くの機体が展示されているのだが、ちょっと女の子達には難しいかもしれない。
 2階、3階からも見学することが出来るのだが、大きな飛行機が所狭しと置かれている。



 一番人気の展示は、やはりスペースシャトルであろう。宇宙に行ったものが5機、このうち2機(チャレンジャー&コロンビア)は未帰還、宇宙に行かなかったエンタープライズ、ディスカバリー(Washington)、アトランティス(Florida)、エンデバー(LA)の4機が残されている。
 生々しい耐熱タイルを間近に見ることも出来、事故を見ている我々としてはいろいろなことを思い出させてくれるであろう。
 ロケット展示では、日本のロケットなども紹介されている。
 こちらはコンコルド、マッハ2で飛ぶ化け物だ。
 見学はこれくらいにして、予約しておいたホテルにチェックインする。(このクリスマスツリー、やっぱり笑ってしまう。)
 次に、ホテルの目の前にあるAir Space Museumへ。
 一番見せたかったJapanese Zeroは、ここにもある。  
 ライト兄弟やアポロ計画の展示も多い。
 その後、時差ぼけ(?)の女の子はホテルで休憩。
 ちょっと落ち着いた後は、夕食に出撃する。周囲のお勧めのお店は予約で一杯であったが、Ford theater隣のHard Rock Cafeで3人ともお肉を頂く。やはりアメリカンビーフは、忘れられない味のようだ。


 7時からは、Warner theaterでNutcrackerを鑑賞する。席はフロア席のM-117, O-115, 116だったが、舞台にも近くいい席であった。
 オーケストラが舞台下にあるのではなく、録音(?)であったのが非常に残念であった。バレエ自体は、やはり質は高かったが、ややパワー系のダンサーであった。
 バレエが終わった後は、ホワイトハウスへ向かってそぞろ歩き。

 National Christmas Treeを見ることが出来ました。最近侵入事件が多かったためか、ホワイトハウスの柵には近づくことが出来なかった

 眠り姫達を残し、私は早朝ランに出撃する。まずは議会へ。
 残念ながら改修中であった。あと数年はやるらしい。
 次に、Washington Monumentに向かう。
 Lincoln Monument前は、水が蓄えられていた。
 Lincoln Monument、驚いたことに、ここで狐に遭遇した。 
 明るくなれば多くの人で賑わうのだが、静寂の中でリンカーン像に対面することが出来た。
 ここからは、川を渡ってVirginia側へ。Arlington National Cemetryに行った後は、Iojima Monumentへ。ここまでの観光は、はっきり言って子連れでは無理だ。 
 MLK、FDRへと足を進める。
 最後は、Thomas Jeffersonへ。
 簡単に残り物朝食を済ませた後は、早速Washington Monumentへ向かう。ここは入場制限をかけているのだが、9時30分の整理券をゲットしているのだ。子供だけ登ってもらおうと思っていたら、気を利かせたレンジャーがお昼のチケットでも入れてくれた。mOm
 前回訪れた時は気が付かなかった or 英語力が無かった? 塔の色が微妙に異なるのだ。建築までに時間のかかったMonumentだが、違う場所からの大理石を使用したためだそうだ。
 それぞれ、北、西、南、東の展望を楽しむ。
 前回はこんな展示は無かったと記憶しているのだが、避雷針や2011年の地震でのダメージなどを展示していた。 
 下りのエレベーターでは、内部の塔構造を紹介していた。アメリカ50州それぞれからの石を内部のはめ込んでいるというのは、興味深い話である。
 次にAmerican History Museumへ。Greensboroのハンバーガー屋さんのカウンター(=黒人人権運動の一つ)を、展示していた。その他、ソニーのWalkman, Apple IIなども展示してあった。この時代を知っている我々にとっては懐かしいが、若い世代には『何これ?』状態であった。
 こちらはPhiladelphia近くで引き上げられた、昔の木造船だ。
 アメリカの歴史全般をまとめている、いい展示である。学校でも習っているので、知らぬは私だけかもしれない。
 戦争の歴史、ベルリンの壁、大統領の展示も面白かった。
 交通の歴史では、Honda Civicが展示されてた。輸入車の先駆けのシンボルであるとともに、低公害エンジンを最初に開発した車でもある。
 たくさんの見学で動きが鈍くなってきたようなので、栄養補給を行う。値段は軒並み高いので、お弁当を持参するといいいだろう(特に持ち込む制限は無い)。
 次に、Natural History Museumへ。宝石コーナーでは、Oちゃんスタック。
 化石コーナーでは、Yスタック。 

 残念ながら化石コーナーは改築中なので、展示はいまひとつであった。次に向かうのは、Art Museumだ。

 本来ならば、ここだけで一日は潰せる規模である。時間もあまり無いので、今回は印象派に絞ることにする。ルノアールは、4枚の作品があった。

 バンゴは、7枚も展示してあった。
 ドガには、力を入れているようであった。 
 長いようで短かった一日であった。さあ、帰ろうか。
 少し渋滞に巻き込まれたが、予定通り8時の大河ドラマには間に合うことが出来た。あらかじめ仕込んでおいたカレーライスで夕食を頂いて、日曜の夜はふけていくのであった。


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