Weekend 2006 April(1)



 4/2(Sun) North Chagrin Metropark

 外は春の陽気に包まれて、一斉に植物も花を咲かせている。勉強づけの土日であったが、Y(と私)の欲求不満もたまっているようなので、みんなでNCに出撃する。先週買ってあげた自転車で爆走するY、誰もついてくることが出来ない。
 『みんな、まだこないね〜』、だって。(本人は気がついていないようだが、)遠回りをしてプレイグラウンドに到着する。
 スーパーで肉を仕入れた後、庭でBBQ、やはり太陽の下で食べる夕食は格別だ。
 今日から夏時間ということで、日が沈むまでに多くの時間があるのだが、それなりに楽しそうなYであった。
 4/8(Sat)-9(Sun) Atwood Lake
 今週は雪が降ったり霜が降りたりと、逆に冷え込んだ毎日であったが、着実に春になっているようだ。庭の春の植物も、一斉に花を咲かせている。今週は私の合格通知が来たり、CSAの日程を申し込んだり、Step 2の赤紙が来たりで、着実にClevelandを去る日が近いことを予感させる週であった。
 今週はCはPhillyにCSAの偵察に行っているのだが、週末はOhioの田舎を存分に味わうこととして、3人だけで前から気になっていたAtwood Lakeに出撃することとする。
 まずはCantonのNational First Ladies NHSを訪れてみるが、ツアーはちょうど出発したということで、もう一つの目的地の一つであるKidronに向かう。ここでおば様はお土産をゲット!
 買い物の後、CantonNational First Ladies NHSに戻る。この建物は銀行だったそうだ。もともとCantonの町は鉄鋼業が盛んだったどうだが、1970年代後半からYoungstownのように、日本の鉄鋼の進出のために会社が潰れていって衰退していってしまったようだ。
 その近くに第25代アメリカ大統領マッキンレーの家は存在する。内部は以前訪れたGarfieldRooseveldほどではないのだが、それなりに面白かった。ちなみにマッキンレーの奥さんは、銀行のお嬢様で、上の銀行につながりがあるということだ。彼の任期期間の主な仕事は、スペインとの戦争、関税法などがあり、当時世界第一の工業国となったアメリカが、西へのフロンティアを終了し、海外(フィリピン)へのフロンティアを開始した時期である。そして彼の名前を一番有名にしたのは、バッファローで暗殺されたことである。彼の死を受けた後、大統領となったのがセオドア・ルーズベルトである。日露戦争の仲介をしたということで日本では評価されているが、アメリカのアジア進出の上でも、ロシアをけん制する上での政策であったことが理解できるであろう。
 次にZohr Villageに立ち寄る。ここはPhiladelphia経由で入植して来たドイツからの移民達によって、1817年に開拓された町である。そしてOhio-Erie Canalが作られたこともあり、大きく発展した町なのである。
 私にはわからないのだが、多くのドイツ風の建物が建てられている。1800年代の建物も、大事に保存されている。
 近くのFort Laurensにも寄ってみる。独立戦争時のイギリスとの戦いがあったことで知られている。I-77によって川は東側に移されているが、当時は川沿いに立つ砦であった。Canalをまたぐように石の橋が作られており、それが一部残っている。
 次に、Zohr Village対岸のTowpath Trailを少し歩いてみる。Yは自転車で爆走。
 寄り道を随分多くしたが、ようやくAtwood Resortに到着、天井の高い素晴らしい部屋で、窓を開けてパティオに出れば、素晴らしい景色が迎えてくれる。
 10km軽く走った後、一番の目的のプールへ。背泳ぎなんかも出来るようになった。夏になると、屋外のプールでも遊べるようだ。
 今日は素晴らしいいい天気だ。お風呂に入った後、少しお散歩する。
 Dinnerはホテルで、『なんでお部屋で食べないの?』、だって。いつもホテルでの自炊生活が続いているせいか、レストランで食べることに少し違和感があるようだ。いい夕焼けを見ながら、食事を味わうことが出来た。
 Yは今日はたくさん運動した上に、お昼寝無しだったので、夕食中に撃沈する。部屋に戻ってから、夕焼けを見ながらちびりちびりと白ワインを飲んでいたら、一本空けちゃった。なかなかのんびり出来るリゾート施設だ。
 今日もいい天気だ。朝食もレストランで頂く。今朝は窓際の席につくことが出来た。
 朝食の後も少し運動、いやいやタフな奴だ。
 ここはClevelandから一時間の場所にあるのだが、近くにInterstateも無いので、非常に静かな雰囲気だ。食事もおいしいので、ご接待旅行にもいいかもしれない。コテージやキャンプ場なんかもあるので、また来てみたい所だ。
 対岸のAtwood Lake Parkに帰り際に行ってみる。ここにはハイキングトレイルがいくつかあるのだ。やや肌寒いものの、すがすがしい朝の空気を吸いながら、トレイルを辿っていく。
 展望台からは湖を見渡すことが出来る。若葉も芽を出しており、あと1〜2週間もすれば、全山緑につつまれることであろう。
 ここにもコテージはある。湖沿いのものもあり、気持ち良さそうだ。プレイグラウンドも充実しており、夏は混雑するのであろうな。
 ゆっくりと過ごすことの出来た週末であった。さあ、次のステップに向かってがんばっていこうか。


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