2003 Autumn Vacation Report in Florida, USA



  1、2日目 11/7(Fri)-8(Sat) Cleveland→Savannah→Orlando

 FloridaのOrlandoで、American Heart Association主催の学会が開かれることになった。当初は新しい実験が始まるため、参加しない方針であったが、急遽実験中止が決まったため、家族を連れて『自動車』で行くことになった。
 夕暮れ時のClevelandの美しい空の下、荷物を満載するFordくん。今回は、亀さんパック・自転車キャリーを装着し、車の中では快適に過ごせ、更に睡眠をとれるように考えた。
 いざ出発! Yはまだどこに行くかはわかっていないようだ。今回の運転の基本方針は、『Yの寝ている間に移動』だ。運転中に泣かれると、こちらもかなり消耗するので、Yの寝ている夜にはホテルには泊まらずに、交代で運転を続けることにした。メーターは62246マイル。帰って来る時にはいくらぐらいになっているのだろうか、、、(帰ってこれるのか?)。
 夜通し走り通し、Ohio→West Virginia→Virginia→North Carolina→South Carolina→Georgia州と、13時間でAtlantic Ocean沿いのSavannahの街に到着。ここは『Forest Gump』などの映画の撮影にも使われ、南部の独特の雰囲気がかもし出す、アメリカ有数の観光地になっている。
  まだ7時と早かったので、街の中を散策してみる。街には『Square』と呼ばれる公園があり、クラシックな町並みが良く残っている。
 Cは、疲れていて車で寝ているので、朝から元気なYとお散歩。波止場沿いを散策する。
 Savannahの街でシーフードを食べたかったのだが、朝食をやっている所は少ないので、郊外の史跡巡りをする。まずは、『Old Fort Jackson』。ここは、戦闘が無かったので、れんがも綺麗なものだ。
 更に郊外に車を進めると、河口地帯は広大な湿地帯になっており、広大な景色の中を、次の目的地に向かっていく。
 National Monumentに指定されている、Fort Pulaskiに到着。南北戦争時に戦闘があった所だ。『全日本お城研究会』を自負している私としても、非常に興味のあった所だ。まずは、外堀を渡って、弾薬庫に向かう。周りには、北軍の戦闘服を着たレンジャーが朝の仕事を開始していた。
 更に内堀を渡って要塞内に入る。左右からは多くの砲台が入り口の防御に向いており、ここからの進軍は極めて困難だ。城内は一階が倉庫と砲台、2階にも砲台という、簡単な造りだ。
 2階からは、Atlantic Oceanを眺めることが出来る。
 外堀の周囲を歩くと、戦闘の激しさを感じることが出来る。この戦闘では、従来の歩兵を重視する戦いではなく、対岸から砲撃による集中砲火が初めて行われた所だ。対岸の陣地に砲を据え、要塞の南東部に集中砲火を浴びせた。このため、外塀が崩れ去り、攻撃から30時間後に南軍は降伏したのだ。崩れ去った所は、復元の後がはっきりしているが、その他の部分は、今でも砲撃のあとを、はっきりと見ることができる。
 Savannahの街に戻り、昼食とする。海に面した街であるので、シーフードがおいしい。Savannahの予習をしていなかったCも、シーフードにご機嫌。
 Savannahから更に南下を続け、日も沈む頃、Orlando郊外のKissimmeeに到着。Cも運転してくれた。やはり長距離ドライブは、交代しながらいくのがいいと思う。ホテルは予約しておいた、『Quality Inn Maingate West』。ここまでくると、TシャツでもOKだ。
 疲れていたので、ホテルの前の中華料理店でお腹を満たしてホテルに戻ると、Y家一家が隣の部屋に到着していた。こんな広いアメリカの、Clevelandから1100マイルも離れた街で再会するなんて、変な感じがする。Yはいつも見る面々に、ご機嫌さん。


INDEX  HOME  NEXT