Running (2009.2)


月日
曜日
距離
内容
タイム
コメント

2/1

       オンコール。
2/2
       閉胸。
2/3
8.0
Int
 

 84sx8で回る。かなり足に来る。

2/4
       ASD(II)の後、興味深いTAPVR。昨日の運動のため、筋肉痛。

 魂の叫びだな、と思って拝聴する。ご苦労様でした。

 産婦人科医不足のニュースは、もう新鮮味が無くなってきたのか、最近は救急搬送の問題をメディアは多く取り上げている。小児科医(特にN)不足のニュースもあるが、これは誰もが考えていた筋書き通りといえよう。最近国立がんセンターの問題もちょこちょこ出始めているが、外科医の大幅な減少傾向にスポットライトがあたるのは、いつになることか。

救急科専門医、全員退職へ 鳥大病院救急センター

 鳥取大学医学部付属病院(鳥取県米子市西町、豊島良太院長)は四日、救命救急センターの八木啓一センター長(54)ら救急科専門医四人全員が三月末で退職すると発表した。八木センター長は人員体制や設備の不備などを挙げて「救急に夢が持てなくなった」と理由を説明。同病院は四月以降のセンターの運営に支障が出ないよう後任の医師の確保を急いでいる。

 退職するのは、センター開設時からセンター長を務める八木教授と准教授ら四人。センターは現在、他診療科の常勤医師三人の応援を得て運営している。

 八木教授は退職理由について「魅力ある救急ができていない現状では、若い医師を引き止められない。夢が持てなくなった」と語り、「スタッフと設備の充実度は二、三十点。理想を言えば二十人くらいほしい」と指摘した。

 さらに「救急医を時間外の番人としか思っていない人がたくさんいる。プライドを踏みにじられるような状況が続いてきた」と悔しさをにじませた。

 後任教授は通常は立候補形式で選ばれるが、緊急事態に配慮し、病院側が指定した候補者を学内の選考委員会で審査して選ぶ。ほかのスタッフは公募するという。豊島院長は「既に二人の目星はついており、確保できる見通しはある」としている。また、三、四年以内にセンターを拡大する計画も明らかにした。

 センターは二〇〇四年十月、心肺停止など重篤患者を受け入れる三次救急医療機関として、県と県西部の市町村の支援を受けて設置。年間約九百人の患者を受け入れている。

(ちなみに、お隣島根大学救急部教授も、辞任されている。)
2/5
     

NICU増床800床 『救急搬送された妊婦の受け入れを、病院側が新生児集中治療室(NICU)の満床を理由に断るケースが頻発し、問題になっている』、ということで、ベッドを増やしましょうという話。しかし、ベッドだけ増やされても困るよな、、、。
 ちなみにうちのベッドは244、38のNICU、医者は850(そんなにいるんかな?)。日本の目指す医療がアメリカ型であるならば(裁判に関してはアメリカ型になっていると思うが)、まだまだ雲泥の差がある。

2/6
       寒波が去り、随分暖かくなってきた。週末はオフなので、ワインを買いあさる。
2/7
12.0
Jog
   Yが風邪のため、一日家で掃除やらして過ごす。
2/8
15.0
Jog
   寒波が去って、雪解け著しい。12月・1月はかなりのガス代だったので、この暖かさは助かる。これからまた来るであろう寒波に備えて、家のメンテなどを行なう。
2/9
     

大学医学部の危機−山形大・嘉山医学部長 Googleなどで検索して、講演内容を読んで下さいませ。全く同感の部分も多く、教育をおろそかにしているつけは、必ずや帰ってくるであろう。既にPoint of returnは超えているのだが、、、。

 どうやら医学という学問に関してはGoing down、心臓外科医として日本に帰ったら給料はGoing down、民主党が政権をとったら日本がGoing down、全世界的に経済はGoing down、、、。今日はDavid operationをしたりで、毎日機嫌よく過ごしているが、今はあえて火中の栗を拾うこともあるまい、などと思ってしまう。

2/10
       CoA、弘法筆を選ばずとはいうものの、アメリカ人の使う持針器はやや大きめ。握る部分が丸よりもフラットな方が、箸感覚により近いように思われる。確かに丸の方が色々な角度で握れるが、ラチェットの使用時には丸だと方向がわかり難いし、指先を柔らかく使用すれば、針の刺入角度に困ることは無い。これを読んでおられる外科医の皆様、いかがですか? これから、My持針器を持ち込むようにしようと思う。
2/11
       病棟は落ち着いており、Paper work。Letter to the Editorを書き上げる。
2/12
10.0
TM
 

 カンファレンス、Case reportを書き始める。病棟や外来業務に追われることなく、手術だけに集中しながら、Research workに手を出し、年に3-4本の論文を書く。そして時には大旅行、、、。こういったライフスタイルが精に合っているのかもしれない。

2/13
5.0
TM
 

 あっけなく書き上げてしまった。いつも患者さんが退院する前にCase reportを書き上げていた、故U先生を思い出す。若くして亡くなられた先生の志を、また誰かに伝えたいものだ。

2/14
10.0
TM
   今週はオフなので、ゆっくりワインを頂く。
2/15
10.0
Jog
 

 最近の感心ごとの一つが、高騰するガス暖房費であった。家の隙間を塞ぐなどしていたのだが、もう少し電気にシフトするとともに、古典式に薪でも熱量を得る事に試みることにした。さて、あと2ヶ月どうなるかな?

2/16
       BDG、所変われば手術も変わる。どのアプローチが一番いいかは、もはや統計うんぬんよりも個人の経験によるのであろうが、この手にしみこんだY先生の技は、消え去ることは無い。色々な経験をしながら、少しずつ微調整をして、『最適の』アプローチを見つけ出していきたいが、さてそれを活かすことが出来るかどうかは別の問題だ。
 確実に言えることは、日本の一定の一つの施設だけに留まる事は、井の中の蛙になるということか。
2/17
     

 TAPVR,Cor Triatrium,LSVC,VSD,PDA、おまけにエホバ。Oh my!!

 マスコミは、麻生たたきに余念が無い。私も一時小泉劇場にだまされた一人ではあるが、ここにはマスコミを通すバイアスが多分に含まれていることを忘れてはいけない。あたかも現在の政治家叩きは、医師叩きにも似たものがある。麻生政権の成果を全く表に出さない、小泉政権の負の遺産に光を通さない、(IMFに資金提供など)経済政策を間違った方向に報道している、くれくれ、でも払わない、クレーム大好き国民、、、。このままでは今秋に民主党政権が誕生しそうな勢いだが、よりによってこんな世界恐慌時でなくてもいいのに、と思ってしまう。あるブログで読んだ下りだが、『超党派の救国内閣』が必要な時である。

2/18
       学会に出すビデオ作成。
2/19
       カンファ。ビデオ第一弾完成、ボスには好評。

 市場は大荒れ、AIGはいつ潰れてもおかしくないところまで来ているし、City, BACも下がりまくっている。GMは4/1にdefaltか。公的資金を巻き込みながら、巨大飛行機が墜落していくようだ。そして円安・ウオン安・ドル高、retrospectiveに経済の勉強にはなるのだが、素人が手を出せるレベルでは無い。
2/20
       SAABが潰れたよ。
2/21
10.0
Jog
   今週末はオンコール。ガス暖房費節約計画として、暖炉にフル稼働してもらう。この暖炉計画を通して学んだことの一つが、薪の単位。1 cord = 4 x 4 x 8 feetの量の薪だそうだ。1 cordの相場は$200で、私はface cord (= 1/3 cord)を$80(宅配チップ込み)で購入したが、週末だけ使用するのであれば、一冬十分に過ごせるくらいはある。スーパーでの相場は、1 bundle = $7くらいなので、随分お買い得だ。キャンプ場で購入する薪も高いので、これからは定期的に購入しようかと思う。
2/22
       オンコール業務。税金の書類を用意する。
2/23
       また学ぶ(思い出す)ことのあった一日であった。しかしいつも感じることだが、日本の元ボスは、本当に多くのことを教えてくれたと思う。
2/24
8.0
TM
   DVDを子供と一緒に見ながら、TMラン。大スクリーンに映し出せるようには出来るので、もう一台子供(ワイフ)用に買ってしまうか???
2/25
6.0
TM
   随分暖かくなってきた。
2/26
     

 春めいてきたので、新しいPCが欲しくなってきた。購入するならば日本製を書いたいし、思案中。Asusも安くていいのだが、過去にウイルス騒ぎあったり、尖閣諸島の問題もあるしな。

2/27
3.0
TM
 

 花の金曜日。Beringerの安カルベネ。先週のBeringerの方がおいしかった

2/28
6.0
Jog
 

 日本人学校ラン。

  
 
103.0
   

 あまり距離の伸びなかった2月であった。仕事は順調、手術の腕は認めてくれた模様、さっそく論文も2つ書き上げる。これは完全に趣味の世界かもしれない。
 子供の世話や炊事・家事などでも忙しいのだが、そろそろ夏時間も始まるので、ワイフの帰宅後ラン(食後)が可能となるかもしれない。

 日本の医療崩壊に関しては、規定路線通り。産科に始まり、救急・小児と進んできたが、メジャーでも崩壊のニュースが多く聞かれるようになってきた。

 経済に関しても、一寸先は闇だ。City Bankの実質上の国有化に続き、AIG,BACはどうなっていくのか。そしてGMはどうなるのか? 我々の雇用自体に関しては、大きな影響は無さそうだが、暴動などが発生する可能性は、ゼロではなかろう。要ウオッチである。



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