月日 |
曜日 |
距離 |
内容 |
タイム |
コメント |
12/1 |
土 |
#112 CAD,OMI,Ischemic MR, CABGx4(LITA-LAD,SVG-RCA,Cx,D1)+MAP(26ring)、これまたEFの低いどろどろの症例、土曜日にしたくない手術だ。夜も頻繁に呼ばれて消耗する。これくらいで消耗するようでは、日本ではもう働けないかもしれない。 | |||
12/2 |
日 |
天気も悪く、アウトドア活動は無し。 | |||
12/3 |
月 |
#113 CAD, CABGx4(LITA-LAD,SVG-RCA,OM,small
D1)、LITA吻合にtremorは無いのだが、持針器に遊ばれている感じ。手に入れたTitan持針器で、7-0,8-0の針回しの練習をすること。 |
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12/4 |
火 |
Chimpanzee vs. Human 手術中にも最近盛り上がっていた、日本→アメリカの話題から。まずは以下のVideoを見て頂きたい。 |
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12/5 |
水 |
再開発の一例 高校時代の地理の知識でも、"Cleveland
= 鉄鋼"と習っていたが、それはもう一昔前の話になっている。鉄鋼で有名だったOhio, Youngstownが同じであったように、ここClevelandの工業は現在も落ち目であるし、今でも工場閉鎖の話は多く持ち上がっている。全米でmost
poverty cityにランクされるのもうなずける話ではある。 さて、都市のドーナツ化が起こっているこの街であるが、その広大な鉄鋼所跡地を利用しての再開発が、現在勤務している病院の隣で行われている。ちょっと上品さは感じられないが、立地条件が素晴らしいだけに、今後面白いショッピングセンターになっていくのかもしれない。(うちの病院の立地が、写真で確認できます。) http://www.steelyardcommons.com/main.asp http://www.steelyardcommons.com/aerial_photos.asp 今日は手術無し、退院・術後管理やらconsultation業務を粛々とこなす。今日も走る時間が無し、近所で買い物をする。 |
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12/6 |
木 |
#115 CAD, CABGx4(LITA-LAD,SVG-RCA,Cx,D1)、8-0の練習をしなければと思っていた矢先にLITA吻合がおりてきた。7-0よりも針は回しやすいし、リリースもしやすい、針穴からの出血も少ない。糸を選ぶというよりも、針の選択をすべきだと実感する。BV-1よりもBV130-5,BV175の針の方が手になじむような気がする。 | |||
12/7 |
金 |
それでも医者か! こんな国で医療は出来るか、誰がこんな医療システムにしたんだ、お前に言われる筋合いはないやろ、、、いろいろな意見はあるだろうが、先日の姫路の『たらい回し』の件に関するこの題の付け方は、世間(特にマスコミ)の現状認識の程度の低さを再認識させるものである。大淀病院事件に対する『恥を知れ』報道(#1)に続く、永遠に語り継がれるコメントとなるであろう。 |
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12/8 |
土 |
これで4週連続の土曜日緊急となる。#117 CAD,UAP,OMI,IABP,
CABGx4(LITA-LAD,SVG-PD,Cx,OM)、今日はcoronary切開講座だった。LADはStentx2の末梢で、今日も8-0で縫合する。練習の甲斐あってか、持針器が手に馴染んできたせいか、手早く縫えるようになった。やはり手に一番馴染んだカストロが、ラチェットをはずすタイミングが一番簡単であるように思う。一部ラチェットのリリースに問題があるものが紛れ込んでおり、もうマイ持針器を持ち込んだ方がいいように思う。 Cの論文がJTCVSにアクセプトされた(パチパチパチ)。私もがんばって書かなければいけないのだが、かなり体力的にも精神的にもぎりぎり一杯という感じだ。 |
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12/9 |
日 |
今日もまたIABP抜きやら。4週連続で土曜日に手術があるということは、4週連続で日曜日に術後すぐの患者を見ていることになる。土日が無いから疲れが溜まるのか、と何だか納得させられてしまった。土曜日も学校があった昔、土曜日も働いていた個人病院勤務時代が懐かしい。 | |||
12/10 |
月 |
#118 CAD,s/p CABG twice(LITA-Cx,RITA-LAD,SVG-RCA), re-re-CABG(SVG-D1,LAD)、癒着も大したことは無く、この手術は自分でも出来ると思った。大人の場合は、回したらしまいというのもあり、回す時間を最小限にしたい子供とは、あまり比較にはならないように思う。やはり乳児の再手術が最強か(特にMAPCAがらみの肺動脈の剥離)? #119 AAA, H28 replacement、これはDr.Sから多くを学んだ手術だ。私のsuggestionに対しても耳を傾けるDr.Gは、人間的にも素晴らしいと思う。 |
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12/11 |
火 |
#120 AS,CAD, AVR(CE23),CABGx3(LITA-LAD,SVG-OM,D1)。日本にいた時と同じように、休暇を目標にがんばるようになってきた。あと11日。 | |||
12/12 |
水 |
8.0 |
Jog |
Glacier in Greenland 今日の新聞のニュースから、昨今の地球温暖化で、Greenlandでは記録的雪解けを記録しているそうだ。 |
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12/13 |
木 |
#122 d-Aortic rupture, Replacement of the d-Ao(H-20)。手術のイメージは全く問題なし、しかし一つ一つの手術道具の大切さを痛感させられる、外科医として痛恨の手術となった。 | |||
12/14 |
金 |
#123 MS,Af, MVR(SJ25),Maze、今日はDr.Aということで、Maze,MVRが下りてきた。その後、#124 CAD(LAD proximal), OPCABGx1(LITA-LAD)。 | |||
12/15 |
土 |
久しぶりに、手術の無い土曜日を過ごす。回診の後、家に帰って昼寝。外は雨模様で走る気力無し。 | |||
12/16 |
日 |
回診、午後から、テレビでBrowns(地元のアメリカンフットボールチーム)のゲーム観戦をする。ものすごいブリザードの中での、白熱した試合であった。これでプレーオフに更に一歩近づいた。 | |||
12/17 |
月 |
#125 AS,CAD, AVR(CE25),CABGx2(SVG-LAD,D1)、#126 CAD, CABGx5(LITA-LAD,SVG-PD,PD-seq,Cx,D1)。クリスマス前で、緊急が増えてきた。 | |||
12/18 |
火 |
#127 Af, Mini-Maze。 | |||
12/19 |
水 |
#128 CAD, CABGx5(LITA-LAD,SVG-PD,RCA-Seq,OM,D1)、#129
CAD, CABGx6(LITA-LAD,RITA-RCA,SVG-PD,Cx,D2,D1-seq)、#130 CAD, CABGx3(LITA-LAD,SVG-PD,Cx)。一日で4本のIMA
take down、CABGx14はmy record。 アメリカでの臨床は、手のトレーニングが主目的であるのだが、これだけ症例にさらされるのは幸せなのであろう。確かに疲れるのだが、日本にいた時の疲れ方とは少し異なるように思う。 |
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12/20 |
木 |
7.0 |
Jog |
#131 CAD, CABGx4(LITA-LAD,SVG-RCA,Cx,D1)。今日は明るいうちに帰って、近所でラン。走る時間があるような適度な忙しさが、健康にはいいのかもしれない。 | |
12/21 |
金 |
#132 Marfan,AAE,CAD, Bentall(SJ25),CABGx1(SVG-PD)、#133 CAD, CABGx4(LITA-LAD,f-RITA-Cx,SVG-RCA,small PD)。 | |||
12/22 |
土 |
#134 抜管後の出血で再開胸止血術、昨日は一例目のために、LIMA
take downはDr.Aだったし、胸閉めもDr.Aだったので、これは主犯ではなくて共犯というところか。今日も一例目が終わってから二例目、#135
CAD, CABGx5(LITA-LAD,SVG-D1,PD,RCA-seq,Cx)。 今日の夕方からオフだったのだが、手術が立て込んでしまい、出発が遅れる。20:30にようやく出発となる。昨晩もあまり寝れなかったし、どんな旅になるやら、、、。 |
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12/23 |
日 |
6.0 |
Jog |
NOへ。 | |
12/24 |
月 |
6.0 |
Jog |
NO観光。 | |
12/25 |
火 |
ドライブ。 | |||
12/26 |
水 |
海岸沿いを観光。 | |||
12/27 |
木 |
Clevelandへ帰還。 | |||
12/28 |
金 |
仕事、といってもボスはいないし、手術も無いので、事務ワークに明け暮れる。 | |||
12/29 |
土 |
ゆっくり過ごす。 | |||
12/30 |
日 |
ゆっくり過ごす。 | |||
12/31 |
月 |
今日も手術は無し。Aggressiveなボスがいないと、手術が滞りだす。 | |||
27.0 |
今月は24例となり、76例/3monthというペースだった。後半は殆どの末梢吻合を任されるようになったが、技術的には困難さを感じることはなく、逆にボスがいない場所でも同じ事が出来る様なメンタルトレーニングが必要なことを痛感する。Jateneなどの前立ちよりも、研修医の先生とする未熟児PDA,
PA bandingの方が、よっぽど緊張したのと同じことであろう。ただし、そういったチャンスが日本で見出せるかというと、そう簡単な事では無いのが実情だ。 |