今年は年始からずっと多忙で、遊ぶ暇も殆どありませんでしたが、この連休中は久しぶりにおもいっきり遊ぼうということで、南紀に行ってきました。
とにかく天気が良くて最高でした。
5月3日
いろいろと準備をしていると出発が遅れてしまい、神戸を発つのはお昼の12時となってしまいました。私自身南紀に遊びに行くのは大学生以来で、何も考えずに出発したんですが、いきなりラジオからは『この連休中最大の渋滞』と。湾岸線から高速で和歌山を過ぎて海南までは何とかなったんですが、その辺りから渋滞、御坊に着くまでに1時間はロスしてしまいました。更にその先は、信号があるわけでも何でもないのに印南までの10kmちょっとを進むのに1時間半かかるといった状態でした。このままではらちがあかないということで、山間部に渋滞を逃れ、南部・田辺の山間部を地図を片手に(カーナビが無いのだ)右往左往して、白浜分岐を通過、そこから先はスムーズに古座へ。しかし、前半のロスがたたり、一枚岩キャンプ場に着いたのは夜の8時、合計8時間のアプローチでした。
後から聞いたのですが、42号線(通称死人の国道)は渋滞のメッカで、午後3時を過ぎると車が動かないことで有名らしいです。裏道としては、吉備インターから国道424号線で龍神へ、更に高速道路のような立派な道を抜けて中辺路、更に311号線で白浜へというのが早いそうです。実際に帰りはこの道を越えて行きましたが、渋滞はありませんでした。どんなに42号線が渋滞中でも白浜から和歌山が2時間半程度で可能です。
さて、夜の8時ならばキャンプ場に着いてもいい場所があるわけも無く、キャンプ場はお酒の入った人たちのお喋りやら灯りなんかで落ち着きません、、、というわけで、やや下流左岸の河原にキャンプ、周囲にはもう寝ている人もいたので、2人寂しくラーメンを作っておやすみさん。星は残念ながら、周囲に潮岬などの観光地があるせいかあまり見えませんでした。とにかく渋滞に疲れた1日でした。
5月4日
今日も朝からいい天気です。目の前の古座川はやや緑ががったものの清らかな流れを作っていました。隣でキャンプしていた人たちは早々に移動してしまったために、プライベート河原状態で、落ち着いてテントを張り直したり、去年夏以来のボイジャーくんを組み立てたりしてしました。一枚岩正面はきれいなキャンプ場ですが、コンクリート化されていますし、うるさいやら明るいやらで、どうも気乗りしません。
お昼にはテントを後に、嶽の山へ山登り。ちょうど一枚岩キャンプ場から見えるとんがった山ですが、一枚岩キャンプ場の500m上流にある生コン場の裏から登山開始、ちょうど杉の伐採の後で、道が縦横無尽にあります。道標が無ければルートファインディングも難しいでしょうが、適度な間隔で道標があります。途中からは沢筋に入り、爽快に滑滝を登っていけます。稜線に出て分岐を左に5分で上の峰頂上です。頂上まではゆっくり登って2時間弱、頂上からは周囲360度展望が開け、南紀の主だった山が見渡せるとともに古座川の緩やかな蛇行も目に入ります。とんがった下の峰へは往復20分、こちらは高度感はあるものの、展望はやや劣ります。いずれにしても私お勧めのお山で、はるばる南紀まで来たならば往復で登ることをお勧めします。
先程の分岐に戻り峰の山頂上へ、ここでは美しい杉林の中を稜線沿いに登っていけます。頂上にはNHK電波台があり、展望も今一つですが、この杉林を見にいくだけでも価値があるのではないでしょうか。ここから南の鞍部に下り、左の踏跡を下れば峰の集落だ。おさらく最盛期には多くの家屋があったんだろうが、今やそれらの石垣も杉の植林で覆われて、2、3軒しかありません。舗装された林道を下ればまた古座川へ。無人販売所のマドレーヌを買って帰る。1個50円、なかなかおいしいです。
テントに戻りお茶をしばいていると、薬草とりのおじいちゃん・おばあちゃんがキャンプしている河原にやってきました。普段あまり人と話すことが少ないとのことで、楽しく1時間近くお話しました。おばあちゃん曰く、ダムが出来た昭和40年台以降この川も随分汚れてきました、水量も減りました、と言って嘆いていました。昔は目の前の渕も美しい白砂で覆われ、夏には多くの野鯉が群れ、川の水を直接飲料水にできたそうです。私自身山屋であるせいか、清流を見る目が厳しいということもあるでしょうが、やや汚染が進んでいることを認めざるをえませんでした。
その後は、嫁さんのためにハンモックを吊ってあげた後、一人でサイクリング。古座川河口から潮岬へ。ちょうど田植えの季節でのどかな田園風景が広がっていました。爆走2時間50km、もろ逆風でしんどいですが、五月の風は時には爽快です。
夕方にはつっちー夫妻と合流、バーベキュー。
(ここから記録がありません、ごめん。ルートマップがあれば、詳しく書けるのですが、、、。)
5月5日 古座川
5月6日 日置川
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