メンバー:CL大西(2),SL藤原(2),斎藤(1,装),藤本(1,食),橋本(3),小宮(OB),矢崎(OB),大瀧(OB,23-24) 目的: 雪山の技術を身に付ける 行程 *雪練はジョウゴ沢下部,もしくは赤岳鉱泉-行者小屋間の斜面にて行う 12/22 (藤原・小宮) 美濃戸口?赤岳鉱泉TS(3:40) 雪練 12:30-14:30 キックステップ,アイゼン歩行 14:30-16:30 滑落停止 12/23 (大西・齊藤・藤本・橋本・矢崎・大瀧) 美濃戸口?赤岳鉱泉TS(3:40) (大西・齊藤・藤本・橋本・矢崎) 雪練 12:30?14:30 キックステップ,アイゼン歩行 14:30-16:30 滑落停止 (藤原・小宮・大瀧) 大瀧さん入山の後バリエーション 三叉峰ルンゼ-石尊峰-大同心稜(晴天時)or地蔵尾根(悪天時)-赤岳鉱泉TS 12/24 雪練 6:30? 7:30 キックステップ,アイゼン歩行 7:30-10:30 滑落停止、スタカット (2組に分ける。9:00に交代) 10:30-14:00 大同心基部までピストン (練習が不十分な場合は中止) 14:00-15:30 生き埋め、ビーコン捜し 大瀧さん下山 12/25 TS-(99実績0:45)-行者小屋-(1:40,99実績1:40)-地蔵の頭-(0:50,99実績0:45)-赤岳-(2:00,99実績1:40)-阿弥陀岳- (1:10,99実績1:00)-行者小屋-(99実績0:20)-TS 後 橋本下山 12/26 赤岳鉱泉TS-硫黄岳-天狗岳-黒百合平TS 12/ 27 黒百合平TS-渋の湯 sub 3 最終下山 12/30 21:00 注意点 ・ 天狗岳前後の急なやせ尾根と東側の雪庇 ・ 地蔵尾根はやせた岩稜で、強風に注意 ・ 中岳から行者小屋への下り(夏道は雪崩の危険がある為、中岳から阿弥陀岳よりのダケカンバ帯を下る) 食料 750g(1日1人当たり,Subは550g,昼食は各自) 共同装備 (22入山者携行分) 8天(本体,外張り,ポ?ル1set),断マ(1),ペグ(20),EPI本体(1),カートリッジ(大1,小1) 雑品(1),ラジオ(1),天気図(15),無線(1),ツェルト(1),スコップ(1),アイゼン修理具(1) 雪練服(1),ポリタン(1),ゾンデ棒(1),ビーコン(2),バイル(2),ヌンチャク(5),捨て縄(5),9mm×50mロープ(1) 共同装備 (23入山者携行分) アタック共装 |
12.23(Sat.) 6時に出発、7時15分赤岳鉱泉に到着する。先発の小宮・藤原と合流し、8時にTS出発、石尊稜の左端から取り付き、稜線上から10mの下りで三叉峰ルンゼに降り立つ。まずF0だが、例年より高さがあるとともに、傾斜もそこそこある。ここを1ピッチ目(25m)とする。比較的容易。次のF1は氷の発達が悪く、氷柱状となっている。まず左のA0ルートを試みるも、草付きが氷結していないために、非常に困難。次に右のややハングした部分から草付きに上がろうとするも、これも草付きの氷結が甘く、困難。下降時に大瀧転落7m。中央の氷柱に活路を見いだすこととする。2ピッチ目(35m)ほぼ90度の傾斜で8mほど続く。テンションなんでもありで、突破、V-位に感じる。悪い。ハーケン3本で確保、藤原はプルージックで登る。3ピッチ目は右に屈曲して45m、氷というよりも、ラッセルをしながら、アイスハーケン2本で確保。4ピッチ目、50m、快適に氷結した中を登り、右側のロックハーケン2本で確保。5ピッチ目、40m、二股までいって腰確保。1ヶ所傾斜のある部分があるが、容易。この時点で14時。6ピッチ目、35m、腰確保。氷結も良く容易。確保地点から右に15mあがり石尊稜にで出る。 石尊稜上部壁基部に着くと、スピードの遅い3人パーティーの2人パーティーがいる。時間切れになるのは明らかなので、稜線へのトラバースルートを取ることにする。一部アックスを使ってのクライムダウンがあるも容易。残置ハーケン2本のある凹画状を7ピッチ目25mでハーケンで確保、ロープが欲しいのは3m程度で後は易しい。終了点から40mで稜線へ。 16時横岳到着。風は強いながら快晴。富士山が大きくそびえ立つ。しかし、ゆっくりもできない、すぐに下降開始、大同心ルンゼを下降し、大同心バンドを通過する頃、日没。3ヶ所位クライムダウンがある。ガスの中や、ノントレースであれば、難しいであろう。17時BC帰着。 |