1997
Winter ice climbing plan ar Nameri river,
メンバー:P.L. YO(29) SK 行程: 12/28 (Sun) BP−三ノ沢岳−宝剣岳−木曽駒−木曽前岳BP 12/29 (Mon) BP−敬神ノ小屋下山 ・Sub 0 最終下山連絡時間 21:00 団体装備:ツエルト(1) ポール(1) EPI(1) EPIカートリッジ(1.5) コッヘル(1) ローソク(1) 天気図 ラジオ 食料2日分 9mm50m(2) ビナシュ(10,5) アイスハーケン(5) ロックハーケン(3) 個人装備:ザック シュラフ マット 雨具 防寒具 ヘッドランプ 予備電池 |
1997 Winter ice climbing report ar Nameri river , Okusannnosawa 山域:中央アルプス三ノ沢岳滑川奥三ノ沢左俣 メンバー:P.L. YO SK 行程: 8時頃、雨も小降りとなったため、気合いを入れて出発する。しかし、今年はロープェーが運休しているためか、登山者は我々だけだ。敬神ノ滝小屋で上松道と別れ、さらに林道を滑川沿いに辿っていく。林道は谷が左に屈曲して500m程度まで作られている。ここから滑川を辿っていく。スヤマ尾根への取り付き過ぎ、A1沢に出会う。氷結は甘そうだ。さらにすぐにA2沢だ。500m進めば、奥三の沢だ。 出会いからはF1がそそり立っている。しかしやや中央部は氷結が甘い。左端より直上した後、右にトラバースした後、凹角を直上して50mで潅木でビレーする。氷結は甘いため、アイスハーケンの効きが甘い。次は今回の最大の滝F2だ。やや右よりに登り、30mで潅木でビレーした後、中央部を直登する。50mで潅木でビレー、結構氷結は良好だ。高度感はあるものの、傾斜も緩く快適なclimbingだ。ここから谷は左に向きを変えて、滑滝を越えれば、二股だ。雌滝の右側に良好なビバークサイトがある。好天を約束する美しい夕焼けを見ながら、持ってきたバーボンを食らう。 12.28 (Sun.)
○○◎ 7:10雄滝−12:00岳沢越−12:30岳沢−16:30F2横BP しんどいので、三の沢岳頂上は断念し、宝剣岳に向かう。しかし、湿雪の重いラッセルが我々を苦しめる。浄土乗越に着いたのは、15:00であり、本日中の下山は断念し、ここでビバークとする。しばらくはガスの中であったが、夕方にはガスも晴れ素晴らしい景観を見ることができた。 12.29 (Mon.)
○○ 7:00BP−木曽駒ヶ岳−11:30二合目 慎重に宝剣山荘も超え、中岳は左側の巻き道を通過し、今回の山行の最高点、木曽駒ヶ岳に到着する。遠く槍穂まで望むことができた。登山具を整理した後、下山を開始する。木曽前岳へは巻き道にしっかりしたトレースがあったため、こちらを辿る。ひたすら高度を下げ、最後は秋山のような雪のない道を下れば二合目だ。 氷漠自体の困難度は少ないが、ルート自体が長く、標高差があるため、総合力が要求されるルートだ。内容は三峰川岳沢には及ばないものの、なかなか充実感のある、また総合力の要求されるルートでした。 |