Car



 普段運転している車には、誰にでも愛着があるものだと思う。日本にいる時は、日本全国津々浦々の山へのアプローチに、アメリカでは長距離旅行の足として活躍してくれた。それぞれ少々癖があったりもするが、長い間乗っていると愛着が湧いてきて、もはや家族同然のものとなっている。これは、我が家の足となってくれた車の記録である。

1号車 NISSAN SILVIA (1989-2001)
(日本に写真があります。)
 学生時代に親に購入してもらった車である。私としては『Carolla Van』などの荷物を満載できる車が欲しかったのだが、親の希望は『頑丈な車』ということで却下。ツードアで荷物はあまり乗らないのだが、SILVIAに決定した。愛称は『しる子ちゃん』。エンジンは1800ccでFR、ABSとHICASをオプションでつけたので、日常あまり問題は無かった。ただ、これに荷物を満載して山に行くと、林道なので底を擦ることが多々あった。
 トラブルはほとんど無く、マフラーの腐食と最後にラジエーターの液漏れがあっただけであった。X-TRAILを購入後、Cの車の運転を最後の仕事とした。2001年6月、¥5000で売却。
2号車 NISSAN X-TRAIL (2000-2002)
 留学が決まるまでSILVIAでがんばろうと思っていたのだが、ヘッドライトが暗いのと、ラジエーターの液漏れが頻回に起こるようになり、購入を決意。SUVの中でHONDA CR-V, TOYOTA RAV-4などの案もあったが、やはり大好きなNISSANに決定。サンルーフ、フォグランプ、バックソナー、DVDナビを装備したX-TRAILになった。愛称は『とれ子ちゃん』。後部座席含めて、非常に乗りやすい車で、夜間の運転も長距離運転も、全く苦にならなくなった。エンジンは2000ccなので、車体が重い分、坂道ではパワー不足を感じたが、それほど問題にはならなかった。駆動は普段は、FFであったが、雨道・雪道ではスリップを感知すると4WDになるという機能があって、より安全な運転をすることが出来た。荷物室も大きく、5人で冬山に行っても、楽勝であった。ヘッドライトは、非常に明るく、フォグランプだけでシルビアよりも明るいものであった。
 非常に気に入った車であったので、留学が決定した時、どこかに置いておく事も考慮したが、留学期間が未定であったことと、駐車場代もばかにならないため、泣く泣く売却した。日本に帰国した際も、また購入したい車だ。
3号車 TOTOTA COROLLA (2002-2012)
 日本にいる時は、TOYOTA COROLLAといったら、おじさんが乗る車と思っていたのだが、こちらに来てびっくり。CAROLLAは一種のTOYOTAブランドみたいなものの象徴になっており、みんな通勤によく使っている。おまけに、アメ車ときたら、壊れるのが当然なのだが、日本車の品質・性能の良さは、アメリカ人も認めていることで、壊れることが非常に少ない。Cが乗る、町乗り用の信頼出来る車ということで、中古車を購入。乗ってみると、非常に静かで、安定性もいい。安心して乗れる車だ。Niagaraへの往復や、Manmoth Caveへの旅行で活躍。
 Clevelandという過酷な環境でがんばってきた車だが、高速走行で振動が出現するなどの症状が出てきたこと、昨今の安全装備が不足しているなどの理由で、2012年8月にDealerに引き取られることとなった。
4号車 FORD ESCORT (2002-2006)

 私の通勤用および旅行用に、ということで4号車は日本人の方より安い値段でFORD ESCORTを購入。愛称は『FORDくん』。(とてもFORDちゃん、と女性名をつけるほど物静かな奴ではない。) エンジンは2000cc、室内はCAROLLAに比べると、随分広く感じる。荷物室も結構大きいので、どんなキャンプに行っても、困ることは無い。また、自転車のキャリアーも簡単に装着することが出来る。
  しかし、アメ車特有の質の悪さは認めざるを得ない部分がある。エンジン音は大きいし、購入してすぐに左フロントブレーキパッド、左リヤのスプリング損傷、タイムベルト、ラジエータータンク、と故障は絶えなかった。けれど、まだまだ行けるようだ。私も徐々に愛着が湧いてきて、留学中は何とか修理を繰り返してでも、FORDくんを乗っていきたいと思うようになった。Chicago, New York, Algonquin等の旅行や、キャンプに大活躍している。

 アメリカ最東端への旅アメリカ最南端への旅Glacier NPまでのロングドライブ、、、我が家に来たばかりに80,000 mile以上も走らされ、
数々の我が家の大旅行を支えてくれた4号車であったが、ついに2006年8月6日、帰らぬ人となってしまった。本当に本当にありがとうと言いたい。

5号車 TOYOTA RAV4 (2006-)

 4号車の廃車に伴い、2006.9に購入。今後のアメリカでのResidency Programなども考慮して、思い切って新車を購入してしまった。旧型RAV4は2号車購入の際にも購入を考えた車ではあったが、車体の小ささが嫌いであった。しかし新型RAV4は、2.4Lベースにエンジンパワーアップするとともに、車体も大きくしたものである。私は将来的な夢もあるため、よりパワーのあるV6 3.5Lエンジンを選んだ。このV6エンジンでも燃費はすこぶる良好(直噴)なのが特徴だと言える。非常に広い室内と静かな車内が魅力的である。愛称は『ラブ子ちゃん』。

6号車 Rockwood 1940LTD (2011-)
 ↑にも述べていた『夢』であるが、とうとうそれを成し遂げる日がやってきた。Pop-up trailerだ。Power lift system, 3 way referagerator, furnace, heated mattress, outside & inside grill, water, water pump, awning, battery、エアコンを除けばほぼフル装備である。
7号車 HONDA CIVIC (2012-)
 3号車の引退に伴い、2012年8月に購入した。当初、Toyota Colloraも考えていたが、燃費や内装メカの点で却下、Honda Fitも考慮したが、エンジンが1500と高速を走るのにはパワー不足、実はHonda Civicよりも高額になるということで、内装にやや不満はあるものの、Honda Civicに決定した。乗ってみるとなかなかいい車だが、驚いたことにこんないい車が日本では発売されていないそうだ。

License Plates
 アメリカではナンバープレートに、英語を使用することが出来るので、比較的簡単に自分のお好みのナンバープレートを作ることが出来る。値段も比較的安く($37.56)、インターネットで簡単に手続きを行うことが出来る。
日本で家を建てたならば、表札にでも使用しようか。ちなみに、OTAKKYも使用可能であるが、周囲の反対にあい実現していない。2004年4号車に装着。 番外編:Arizonaで購入。Route 66は今でも人気の国道だ。  


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